世界にはばたく 奈良教育大学附属中学校科学部
地球温暖化について考えよう


 わたしたち科学部は、環境問題に対する研究にも取り組んでいます。いうまでもなく、地球温暖化をはじめ環境問題は、わたしたち一人ひとりが考えなければならない問題です。
 そこで、わたしたちは、地域の科学館や大型ショッピングセンターなどでおこなわれる科学イベント等などで研究発表したりしています。
 これからも、ロボットづくりだけでなく、このような環境に関わる活動もつづけていきたいと思っています。

地球温暖化について考えよう
 日本の四季
 CO2と地球温暖化
 エコバッグ運動
 打ち水大作戦!!
 地球温暖化
 Dr.森本にインタビュー!!



 日本には春夏秋冬があり、3月から5月の春は桜がきれいです。6月から8月の夏は海がきれいです。9月から11月の秋は紅葉がきれいです。12月から2月の冬は雪がきれいです。
山の上の桜が満開です
春は花見をする人が多くいます
日本の夏の風物詩、花火です
日本の夏の代表的な風景です
 全国的に気温が下がっていきます。
 春の気候とほぼおなじで、9月には太平洋高気圧が退き秋雨前線が停滞するようになります。
 8月には、東日本の一部までもが25℃以上となり、西日本は28℃程度の気温になります。
 日本の夏は、太平洋高気圧におおわれると暑くなります。
森の中で見られる紅葉は、
普通では見られないようなきれいさです
冬の夜に見る山はとても美しい絶景です
 全国的に気温が下がっていきます。
 春の気候とほぼおなじで、9月には太平洋高気圧が退き秋雨前線が停滞するようになります。
 日本の大部分がもっとも寒い月となります。
 また、日本海側の降水量が雪の影響で多くなります。



 いま、世界では地球温暖化という言葉がさけばれています。その原因の1つはCO2と考えられています。
 わたしたちは本当に地球温暖化はCO2によるものか、CO2には本当に温室効果があるのかを調べました。
1. ペットボトルを2本用意します
2. 片方のペットボトルにCO2ボンベでCO2を入れます
3. その2本のペットボトルに温度計をさします
4. 温度計に直射日光が当たらないように、紙でカバーをします
5. そのペットボトルを日光のよく当たるところに置き、60分間観察します
結果
 CO2をたくさん入れたペットボトルの方が温度の上がり方が大きいことがわかりました。このことからCO2には温度を保つ効果、温室効果があることがわかりました。これは、CO2は地球温暖化に関係があるといえると思います



SAVE THE TUVALU Project!!
 去年に引き続き、今年も科学部全員でエコバッグ活動に取り組みました。
また、学校全体でも取り組むことになりました。
なぜエコバッグ活動をするの??
◎レジ袋の大量生産によって起こる環境問題
○ごみが増える
○自然に還しても、土に戻らないものがあり、それを飲み込んだ動物がちっそくして死ぬ
世界のレジ袋事情
○スーパーなどでのレジ袋無料配布禁止(韓国)
○買い物用ビニール袋の使用制限(台湾)
○プラスチック製の袋の製造と使用禁止(バングラデシュ)
○レジ袋1枚につき15円の課税(日本・東京)
 今回、科学部で実行したことを日本全体で実行すると154億枚ものレジ袋が節約でき、さらに世界全体で11658兆枚ものレジ袋が節約できます。
 このように、地球に住む一人一人が意識することによって未来を救うことが出来ます。なので、皆さんもエコバッグ運動に取り組んでみてください。



SAVE THE TUVALU Project!!
 日本人は昔から打ち水をして暑さをしのいできました。そこで、夏休みの間、科学部員39人で打ち水をすることになりました。
打ち水をするとどうなるの??
○まいた水が蒸発するときに地面の熱を奪う
○地面からの照り返しが減る
○風が起こる
 また、打ち水は科学的には検証されていませんが科学部員の58.1%がそれなりに涼しいと感じています。打ち水をするときには、水を無駄にしないようにお風呂の残り湯や米のとぎ汁などの2次用水を使います。
 みなさんも打ち水に取り組んでみてください。



 地球温暖化とは一般的にはCO2の増加による気温の上昇といわれています。
しかしCO2と地球温暖化は関係ないと言う人もいます。
CO2と地球温暖化は関係ないと言う意見の例
 「地球の気温は上がったり下がったりを繰り返している。そのことなどから、太陽の活動による影響などで現在の気温の上昇が起こっている。」
というように考えている科学者もいます。




 近年、地球温暖化をはじめとする環境問題は、深刻な問題となっています。
 そこで、2008年12月19日に奈良教育大学の森本教授に環境問題について質問をぶつけました。
天気についての発表
 天気のことについて調べたことをポスターを見ていただきながら説明しました。説明をしている間、森本教授は真剣に聞いてくださり、話の最中にはあいづちを打ったりしてくださったので、とても話しやすかったです。
ポスターの意見(森本教授)
 ポスターを一枚一枚めくりながらポスターの内容のことを説明していただき、意見も言ってくださいました。
森本教授のお話から
 地球温暖化に関係する環境問題にはいろいろな原因があり、1つのことで物事は決めつけてはいけないことを教えていただきました。また、地球温暖化などの環境問題を位置づけるためには、多くのデータと長い時間が必要であることがわかりました。そして、教授や科学者だけではなく、地球に住む全員が環境問題としっかり向き合っていかなければならないことを痛感しました。

2009/03/28 

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